入れ墨(タトゥー)がある方に対する入浴可否のアンケート結果について(観光庁)

観光庁による全国の温泉へのアンケート調査の結果が出ました。
アンケート回答率はわずか15%です。刺青で問題があった温泉は3割程度とのことですので、仮に100%の解答率ならば、問題があった温泉が数パーセント程度まで落ち込む可能性もあります。(仮に上記のような状態であれば、この数パーセントのリスクを、どう見るのか?という問題です。それでタトゥー入りの外国人観光客をシャットアウトする合理性があるかという問題です。)

温泉側の事情を逆読みすれば、問題があった温泉は必ず回答している筈です。「問題があった。だから禁止で良いのだ」と自分たちの方針を正当化する声を観光庁に届けたいと思うからです。

でも、実際には問題が無いけど刺青禁止を解きたくない温泉は、無回答の可能性が高いです。下手に問題がない旨の回答をしてしまうと、一気に刺青解禁の流れが出来あがってしまい、禁止にし続けることに合理的な理由が無くなってしまうからです。その結果として思わぬ商売上の不利が出てしまう可能性があるからです。基本的に日本の高齢の商売人は、自分の利益にならない面倒な変化を嫌がる保守的傾向にあります。

ましてや、刺青には呪術的な力があります。刺青の歴史的経緯を考えますと、高齢の温泉経営者ほどに、その呪術に強くかかっており嫌悪感が強いことが考えられます。つまり合理性よりも、自分の好みで経営判断することになりやすい可能性もある訳です。

2015年10月21日

 観光庁では、入れ墨がある外国人旅行者の入浴について、過去に問題になったことがあり、外国人旅行者が急増する中、このような問題が再発することが懸念されることから、各地の温泉施設における入れ墨がある方への対応について、実態調査を行ってきたところです。 この度、この結果をとりまとめましたのでご報告します。

<アンケート結果の概要>○ 全国のホテル、旅館約3,800施設に調査表を送付し、約600施設(約15%)から回答。

(1) 入れ墨がある方に対する入浴について ・お断りをしている施設が約56% ・お断りしていない施設が約31% ・シール等で隠す等の条件付きで許可している施設が約13%

(2) 入れ墨がある方の入浴をお断りする経緯について
・風紀、衛生面により自主的に判断しているが約59%
・業界、地元事業者での申し合わせが約13%
・警察、自治体等の要請、指導によるものが約9%

○ 観光庁においては、今後の対応を検討するため、条件付きで入浴を認めている場合の具体的条件等について、さらに詳細な調査を行うこととしています。

○ また、当面は、施設管理者と利用者の摩擦ができるだけ避けられるよう、双方に入れ墨に関する適切な情報提供を行ってまいります。

入れ墨(タトゥー)がある方に対する入浴可否のアンケート結果について
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