欧米で大流行中のタトゥー「セミコロン(;)」隠された意味が深かった・・・

最近、欧米では「;」(セミコロン)のタトゥーを入れた人が増加中。

この記号はセミコロン。本来は、書き手が関係の深い二つの文章をつないだり、文章を終わらせずに続きがあることを意味するとき用いるものです。それを、カラダに刻むのには、ある大きな意味がありました。

このセミコロンが、単なるファッションアイコンではない理由を、米サイト「Upworthy」ライターLaura Willard氏が紹介しています。 彼女の記事によれば、このシンボルは、「心の病との葛藤」や「自殺防止の重要性」などを象徴しているんだそう。
もう少し詳しく説明すると、例えば鬱病・自殺願望・不安症やパニック障がい・自傷行為などの精神疾患に苦しんでいる人たちが、自分に対してセミコロンを入れることで、「思い悩んだ人生に区切りをつけ、再出発を計ろう」という誓いの証。

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このシンボルは、2013年頃よりソーシャルメディア上に登場。じわじわと広がりを見せ、今日の大きなムーブメントに。現在、非営利団体「The Semicolon Tattoo Project」がFacebookを通じて、心に病を抱えた人々がそこから立ち直るためのアクションを広く紹介しています。

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では、いったいなぜセミコロンがタトゥーとなったのか?
The Semicolon Tattoo Project」によると、そもそもこの記号を描いてFacebookやInstagramに投稿し、励まし合うというのが最初のアクションだったそう。それが浸透するに従って、より協力な誓いの証として長く心に刻めるタトゥーに変容していったようです。
人によってタトゥーの場所もそれぞれ。最も多いのはやはり手首、もしかしたら、リストカットを戒める意味を込めて選ばれているのかもしれません。この他、指先や足首、首の裏などにも。

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Willard氏は記事のなかで、米「国立衛生研究所」のデータを示し、アメリカの成人のおよそ18.6%が、何らかの精神疾患を訴えて診察を受けた事実を伝えています。今や決して珍しい病気ではないにも関わらず、どこかでまだ心の病に苦しむ人たちへの偏見があるのではないかと、彼女は危惧しています。

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2014年、「The Semicolon Tattoo Project」は、タトゥーショップの協力を得てキャンペーンを実施。セミコロンを注文した代金($40ドル)を、自殺志願者たちの心の拠りどころとなっている「緊急電話連絡センター」に全額寄付。実際、一日400人以上が、句読点のシンボルマークを求めて店を訪れたというから、どれだけ一気に拡散していったかが分かります。
セミコロンはまた、自分が病を克服した証としても身につけることが多いようです。鬱や自殺未遂、いじめやDV、性差別などから自分が立ち直った証として。セミコロンを持つ人は、「同じ苦しみを理解できる人」そんなサインにもなるのかもしれませんね。

平野星良

Reference : Upworthy
Licensed material used with permission by Jonathon Cottrell

TABI LABOより転載