「中国三国時代のファンタジーメイクストーリー」

「中国三国時代のファンタジーメイクストーリー」

三国時代の呉の皇帝、孫和の妻の1人に鄧夫人という女性がいました。

酒に酔った孫和が宝石がちりばめられた如意棒をもてあそんでおり、それによってあやまって鄧夫人の顔を傷つけて血が止まらなくなる事があったのだそうです。

医者を呼んで治療法を聞くと、「かわうその骨髄と白玉、琥珀を細かく打ち砕いたものの3つを粉末にして混ぜ合わせ、それを傷口に塗れば痕も残らない。」ということだったそうなのです。

孫和は医者に漢方薬を処方させず、自分で調剤をしたために琥珀の量が多すぎ、傷が治った後もほお紅のような影が肌に残ってしまう事になります。

しかし、その塩梅が実に良く、以前にも増してなまめかしく見える事に気が付いた孫和は、それ以前にも増して鄧夫人への寵愛を深めていったとされています。

これを見た他の妃妾達が競争し合いながら、自分から頬に紅い刺青を入れるようになったのが古代中国三国時代における、ファンタジーメイクのはじまりです。

写真 宮廷愛憎劇「クィーンズ ―長安、後宮の乱―」(C)2008 China International Corporation.